千鳥ヶ淵研究室

第423回◆WBGT値とは?◆

Q.人事担当者です。令和7年6月1日から職場での熱中症対策が義務化され、「WBGT値」という言葉をよく聞きます。これはどういう意味ですか?


A:

WBGT値は暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature、湿球黒球温度)とも呼ばれます。
これは、熱中症を予防することを目的として、1954年にアメリカで提案された指標で、世界中で広く活用されています。
単位は気温と同じ摂氏(℃)ですが、その値は気温とは異なります。
そして、熱中症の発症に関与するとされている、気温、湿度、日射、気流の4要素を総合的に評価することができるため、
人が受ける暑熱環境による熱ストレスを評価し、熱中症を予防するための指標として活用が推進されています。

なお、WBGT基準値とは、暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数のことです。

※本記事は、2025年6月に投稿しています。


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